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ざくろの栄養素・美容成分が注目される理由と効果とは?

ざくろの旬は秋ごろです。スーパーで一つ500円以上はする貴重な果物です。リンゴのような大きさですが、リンゴよりさらに赤く、少しごつごつとした手触りを感じます。香りはほとんどしません。包丁を入れると鮮やかな赤の中に艶やかで透き通った赤い小さな実が凝縮しています。これほどまで強い鮮やかな色彩とそれを輝かせるみずみずしさを持つ果実は他に考えられません。

ざくろは漢方としても使用されています。乾燥させた樹皮は、体の中の寄生虫の駆虫薬として用いられてきました。また、日本の江戸時代に編集されている和漢三才図会(わかんさんさいずえ)という書物の中では、果皮が、口内炎、扁桃腺炎、うがい薬、下痢、利尿、帯下を止めるなどで用いられていたそうです。他方、宗教とも密接なつながりがあるようで、キリスト教、ユダヤ今日、仏教でも登場する果物です。

ざくろの栄養素

ざくろの栄養素はエストロン、ビタミンC、エラグ酸、アントシアニンなどで構成されています。それぞれ栄養素とその関係や作用を紹介していきます。

ざくろと女性ホルモンの関係

ざくろに含まれるエストロンは、女性のホルモンで「エストロゲン」と酷似した名前の栄養素です。この働きが素晴らしく「エストロゲン」と同じような作用を起こしてくれます。つまりは自然界にある天然植物性のエストロゲンのようなものです。若い女性で多いPMS(月経前症候群)や月経周期の安定化に役立ってくれます。

★エストロゲンの作用
代謝を上げる
インシュリンの感受性が高くなる
骨を強くする
血圧を下げる
動脈の弾力を維持する
善玉コレステロールを上げる
アルツハイマー病を予防するための酵素産生を活発にする

エストロゲンは女性の体から年々減っていくホルモンです。これが更年期という症状の原因となっています。更年期にまつわる症状や更年期とはについて詳細は後術しますが、日常生活に支障が出ることがあり多くのミドル世代が悩まされています。ざくろのエストロンはこの「エストロゲン」に代わる作用をもっているため更年期のコントロールに期待ができます。

ざくろとストレスの関係

ざくろに豊富に含まれるビタミンCには、ストレスを和らげる副腎皮質ホルモンと、心地よさなどの感情をつくり出すドーパミン、やる気を起こさせるノルアドレナリンなどの神経伝達物質の合成をサポートする働きがあります。また、ストレスに対する抵抗力を高めるのでイライラを鎮めてくれる効果も併せ持っています。

ざくろと肌質改善(美白・シミ)

エラグ酸は美白をテーマとした化粧品やサプリメントなどでよく聞かれる栄養素です。この働きはメラニンの生成を抑えために、シミができにくく肌色の改善が期待できるとされています。

強い抗酸化・抗炎症によるアンチエイジング

ポリフェノールの一種であるアントシアニンと先に説明したエラグ酸は、強い抗酸化、抗炎症作用を持っています。体の中の炎症を抑制し、加齢とともに増える活性酸素を取り除いてくれるので老化や骨粗鬆症予防が期待されるとともに、遺伝子のコピーエラーやダメージを低減することで細胞のガン化しないように働きかけてくれます。また目にも優しく角膜、水晶体の保護、視力回復などにも期待がもてます

まとめ

ざくろは自然由来のエストロン、豊富なビタミンC、エラグ酸、アントシアニンが摂れる貴重な果物だからこそ、古くは楊貴妃やクレオパトラが愛し、不老長寿の果物とされた由縁があるのもわかります。また昔から安産や、魔よけの象徴でもあったようです。別名、吉祥果(きっしょうか)とも呼ばれることから私たちの体にとてもいい作用を起こしてくれそうです。